本日、上海で開催された2024年世界人工知能大会とそのグローバルガバナンスハイレベル会議において、百度CEOの李彦宏氏が基調講演を行いました。
李彦宏氏は、基礎モデルのみでは、それがオープンソースであろうとクローズドソースであろうと、実際の応用シーンがなければ真の価値を発揮しないと強調しました。そして、業界はモデルそのものの競争に固執するのではなく、応用開発の深化に進むべきだと訴えました。その上で、産業に顕著な利益をもたらす応用であれば、その創造する全体的な価値はモバイルインターネットをはるかに凌駕すると述べました。
李彦宏氏はさらに、基礎モデルの能力向上に伴い、応用開発のハードルが低下しつつあると指摘しました。特に、AI応用の重要な発展方向として知られるインテリジェントエージェント(智能体)に対し、非常に楽観的な見方を示しました。
百度は以前、開発した文心大模型の1日あたりの呼び出し回数が2億回を突破したと発表しました。そして最近では、その日平均呼び出し回数は5億回を超えています。李彦宏氏は、この飛躍的な伸びは市場の真のニーズを反映しており、人々が積極的に大規模モデルを活用し、実質的な価値を得ていることを証明していると述べました。