アリババの阿里通義は7月31日、オリンピック向けに設計されたAI大規模言語モデルを無料で公開すると発表しました。このモデルは、オリンピック専門分野の知識を備えているだけでなく、中国語とフランス語の相互翻訳機能も統合されています。ユーザーは通義APPを通じてこのサービスを無料で利用できます。
このAI大規模言語モデルはオリンピック専門トレーニングを受けており、競技知識、各国選手、競技の歴史など、オリンピックに関するあらゆる質問に迅速に回答できます。ユーザーは簡単な質問をするだけで、詳細で専門的な回答を得ることができます。観戦中に競技規則に関する疑問が生じた場合も、AIが詳細な説明を提供します。さらに、見慣れない選手や競技を写真で認識させると、AIがより深く理解するのに役立ちます。
翻訳機能においては、業界をリードする中国語とフランス語の相互翻訳機能を提供しており、ユーザーの発言を中国語からフランス語へリアルタイムで翻訳します。翻訳速度は同時通訳よりも速いと言われています。ユーザーは通義APPを使ってフランス人との交流が可能になり、APPは携帯可能な同時通訳機として機能します。また、メニューや標識などを写真でアップロードして翻訳することもでき、AIは文脈に基づいて正確な翻訳結果を提供します。
