智譜AIは、超長文脈長のLLMであるGLM-4-Longをオープンソースプラットフォームbigmodel.cnで公開したことを発表しました。このモデルは超長テキストの処理用に設計されており、2冊の『紅楼夢』または125本の論文に相当する量のテキストを一度に読み取ることができます。長文ドキュメントの翻訳、財務諸表の全体分析、重要な情報の抽出、超長期記憶を持つチャットボットの構築など、幅広い用途に適用できます。

GLM-4-Longは価格面でも大きなメリットがあり、入力と出力の価格はわずか0.001元/千tokensと、企業や開発者にとって経済的で効率的なソリューションを提供します。このモデルは技術革新において、コンテキスト能力の向上を常に追求しており、初期の2Kコンテキストから現在の1Mコンテキスト長へと進化し、多くの長文処理に関する研究成果を統合しています。

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「大海撈針」評価実験において、GLM-4-Longは情報損失のない処理能力を示し、1Mコンテキスト長における優れた性能を実証しました。さらに、財務諸表の読み取り、論文の要約、小説の読解など、実際のアプリケーションテストでも優れた成果を上げており、重要な情報を正確に抽出・分析できます。

GLM-4-Longの適用は、企業に大きなメリットをもたらします。これには、深い対話理解、複雑なドキュメント処理、より一貫性のあるコンテンツ生成、より強力なデータ分析能力などが含まれます。これらの能力は、カスタマーサービス、法律、金融、研究、マーケティング、広告、ビッグデータ分析などの分野で特に重要です。

インターフェースドキュメント:

https://bigmodel.cn/dev/api#glm-4

体験センター:

https://bigmodel.cn/console/trialcenter