スマートなスケジュール管理ツールClockwiseが大幅なアップデートを行い、AI駆動インターフェース「Prism」をリリースしました。この新しいツールは、スケジュール上の衝突の管理だけでなく、イベントの一括作成や削除、さらにはタスクの直接カレンダーへの登録も可能にし、スケジュール管理をより効率的でスマートなものにします。

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同様のスタートアップ企業であるVimcalやReclaimと同様に、Clockwiseはチームのスケジュール簡素化に焦点を当てていますが、個人利用も可能です。Prismの最大の特徴は、入力したテキスト指示を直接カレンダーイベントに変換できる点です。「Severianと来週会議を予定する」と入力すれば、Prismは自分の空き時間を共有するためのリンクやテキストブロックを生成します。提案された会議時間が他のイベントと衝突する場合、Prismはスマートに代替の時間枠を提供します。

Prismのもう一つの強力な機能は、参加者が提案された会議時間に応答できるリンクを共有できることです。このリンクには潜在的な衝突も表示されます。緊急の会議が必要な場合、Prismは異なるチームメンバーのスケジュールを横断的に確認し、最適な時間を選択して衝突するイベントを自動的に再スケジュールします。

さらに、Prismではタスクリストからカレンダーにタスクを登録し、必要に応じて移動することもできます。「Frank、Robin、Nami、Tonyと15分間の個別ミーティングを予定する」など、複数の人と同様の会議を行う必要がある場合でも、Prismは簡単に対応できます。

ClockwiseのCEO、Matt Martin氏はTechCrunchに対し、同社が独自のスケジュールエンジンを使用しており、自然言語クエリインターフェースと連携し、衝突と最適な時間をスマートに探し出すと述べています。Martin氏はまた、大規模言語モデルをGoogleカレンダーAPIに直接接続する方法とは異なり、Clockwiseは7年間かけて世界最先端のスケジュールエンジンを構築しており、これがPrismがタスクや会議に最適な時間枠を迅速かつ確実に発見できる鍵であると強調しました。

現在、Clockwiseはすべての顧客にPrismを無料で提供しており、Googleカレンダーとのより深い統合や、より優れた週間計画サポートの提供に取り組んでいます。これはスマートスケジュール管理ツールの重要な進歩であり、チームと個人に、よりスムーズで直感的なスケジュール管理体験を提供します。