9月8日、深圳国際人工知能展において、順豊科技は物流業界に特化した垂直領域の大規模言語モデル「豊語」を発表しました。このモデルは、順豊のマーケティング、カスタマーサービス、集配、国際通関など、20以上の業務シーンにおける実用性を示しており、物流業界における人工知能分野の大きな進歩を象徴しています。
「豊語」大規模言語モデルは、物流業界の課題解決に特化しており、幅広い適用シーンを誇ります。物流業界のあらゆる職種に効率的な能力向上をもたらし、従事者は迅速に経験豊富な専門家へと成長できます。物流シーン関連のアプリケーションにおける効果と物流業界特有の能力において、汎用基盤と比較して大幅な向上を実現しており、効果と使用コストのバランスも取れているため、各業務で大規模モデルによる能力向上を活用できます。
マーケティングとカスタマーサービスにおいて、「豊語」大規模言語モデルは商談成立を加速させ、カスタマーサービス担当者は顧客との会話から重要な情報を迅速に抽出し、サービスサマリーを作成できます。同時に、顧客からのフィードバックから改善点を見出し、サービス品質を向上させます。現在、大規模モデルに基づくサマリーの精度は95％を超えており、カスタマーサービス担当者の顧客対応後の処理時間は平均30％短縮されています。
順豊の集配担当者（「小哥」）向けには、「豊語」大規模言語モデルが新入社員の入社時から1対1の研修を提供し、日常の集配業務において、物品の送付可否、保険加入の推奨など、様々な問題解決を支援します。「小哥」からの質問に対する正確な特定率は98％を超え、平均して1回あたりの会話時間は3分短縮されています。
順豊社内では、大規模モデルの包括的な普及が実現しており、1000以上の職種をカバーしています。また、ワンストップ型のインテリジェントエージェント構築のためのノーコード開発プラットフォームを提供することで、様々な業務組織がそれぞれのニーズに合わせて、1日以内に独自のAIチャットボットを構築し、順豊のあらゆる業務に能力向上をもたらすことができます。
国際通関シーンにおいて、「豊語」大規模言語モデルは、物品が関連国の通関基準に適合するかどうかを迅速に判断し、通関品名を関連要件に従って標準化することで、通関時間を短縮します。
