Canvaは先日、開発者プラットフォームの大幅なアップデートを発表し、アプリケーションエコシステムの発展とイノベーションを促進するための新機能を数多く導入しました。2023年6月の開発者プログラム開始以来、Canvaは300以上のアプリケーションの開発を促進し、累計利用回数は10億回を突破しています。今回のアップデートの中心となるのは、高度なアプリケーションをProサブスクリプションに統合すること、アプリケーションの発見メカニズムの最適化、翻訳機能の追加、そして新しいAPI機能の導入です。

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画像提供:Canva

Canvaは、Proサブスクリプション以上のユーザーに一部の高度なアプリケーションを提供することで、開発者にとって新たな収益機会を創出します。また、同社は5000万ドルの開発者イノベーションファンドを設立し、収益化プログラムに参加する開発者を、アプリケーションの利用状況に応じて報奨します。「テキスト」「要素」「写真エディター」など、プラットフォームの様々な機能領域にアプリケーションを統合することで、可視性と利便性を向上させます。同時に、ユーザーはアプリケーションの内容を必要な言語に翻訳できるようになり、国際化されたエクスペリエンスが向上します。

APIに関しては、CanvaはコンテンツクエリAPI、デザイン編集API(テスト中)、認証API、表形式APIなどの新機能を発表しました。これらのAPIにより、開発者はより強力で柔軟なアプリケーションを作成できるようになります。

さらに、CanvaはConnect APIも導入し、企業は自社の環境でCanvaの機能を利用できるようになりました。最近発表されたCanva for Salesforceは、その典型的なアプリケーションであり、営業チームは顧客データを利用してプレゼンテーションを自動生成できます。

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Canvaはまた、開発者向けにLeonardo.Ai APIの申請受付を開始し、AI駆動型アプリケーション開発を支援します。Canvaエコシステム責任者のAnwar Haneef氏は、データ共有、開発の柔軟性、長期的な持続可能性などを考慮して開発者プラットフォームを構築しており、繁栄するアプリケーションエコシステムの構築を目指していると述べています。

これらの取り組みは、Canvaのデザインツール分野における革新的な決意を示しており、ユーザーにより豊かで強力な創造的な体験を提供するとともに、開発者により多くの機会を提供し、デザインツールエコシステムの発展を共同で推進するものと期待されます。