アメリカのデータセンター開発業者であるDataBankは、約30億豪ドル(約20億1000万米ドル)の資金調達に成功し、米国に3つの新しいデータセンター施設を建設する計画を発表しました。
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オーストラリア最大の年金基金であるAustralianSuperは水曜日に、DataBankの資金調達計画に22億豪ドルを投資し、同社の少数株主になると発表しました。さらに、AustralianSuperはDataBankの取締役会に取締役を1名指名します。今回の資金調達は、DataBankの将来への信頼を反映しているだけでなく、人工知能(AI)分野への強い関心の高まりを示しており、データセンタープロジェクトの急速な成長を後押ししています。
AI技術の急速な台頭とともに、世界的なデータセンターへの需要も高まっています。AustralianSuperの米国不動産資産担当責任者であるデレク・チュー(Derek Chu)氏は、「DataBankへの投資は絶好のタイミングであり、同社の成長可能性は大きく、業界の好調なトレンドも相まって、非常に期待しています」と述べています。
今回の資金調達には、DataBankの筆頭投資会社であるDigitalBridgeも参加しており、DigitalBridgeは取締役会のメンバーの大部分を任命しています。DataBankの拡張計画には、アトランタに120メガワットの園区、南ダラスに480メガワットの園区、バージニア州カルペパーに192メガワットの園区の建設が含まれています。
注目すべきは、AustralianSuperが昨年、DigitalBridgeと協力して、主要なヨーロッパのデータセンター企業に25億豪ドルを投資したことにもあります。世界的なデジタルインフラ需要の高まり、特に東南アジア諸国において、投資家たちはこの分野の機会を積極的に模索しています。
要点:
🌍 AustralianSuperが22億豪ドルをリード投資し、DataBankの少数株主となる。
💡 DataBankはAIブームに対応して、米国に3つの大型データセンターを建設する計画。
📈 データセンターへの世界的な需要が継続的に増加し、投資家たちが積極的に参入している。