予想外の「コラボ夢」がSNSで話題になっています。最近、小紅書(xiaohongshu)のブロガー「小奶油心(xiaonǎihuīxīn)」さんが、AIで生成したJellycatとエルメスのコラボぬいぐるみ画像を投稿し、数万件ものいいねを獲得、ソーシャルメディア上で甘い「ドッキリ」を成功させました。
この画像では、エルメスの定番バッグのデザインが、Jellycatのぬいぐるみの特徴であるふわふわとした質感とトレードマークの笑顔と見事に融合し、多くのネットユーザーを魅了しました。しかし、真相が明らかになり、これらの魅力的なぬいぐるみがAIの作品であることが分かると、ネットユーザーの反応は非常に面白かったです。「これが私が唯一買えるエルメスバッグかもしれないのに、偽物だったなんて?」というコメントは、多くのネットユーザーの気持ちを代弁しています。
このブロガーさんの創造性はそれだけではありません。彼女はAIを使って、Jellycatとディオールの冬の白雪姫レディディオールバッグのコラボぬいぐるみ、そしてルイヴィトンの小さなトランク型のぬいぐるみをカスタマイズ版で制作しました。どの作品も、高級ブランドと可愛いぬいぐるみの独特な組み合わせを見事に表現しています。
このバーチャルコラボの人気は、現実の市場にも注目を集めています。ブロガーさんによると、すでに商品化の意向を示す企業もあるとのことです。しかし、これらのAIによるアイデアを現実の商品にするには、ブランドの許諾などの著作権問題という課題を避けて通ることはできません。
この現象は、現代の消費者の「可愛い高級品」に対する独特な好みを反映しているとともに、AI技術がクリエイティブデザイン分野における可能性を示しています。しかし、アイデアから商業化への転換には、法律と市場の両方の制約を慎重に考慮する必要があります。