Amazon、AIコーディングアシスタント「Q Developer」を発表　開発環境に統合可能

アマゾンウェブサービス（AWS）は本日、ブログ記事で、開発者のコーディング効率を向上させることを目的としたAIアシスタント「Amazon Q Developer」を発表しました。

このアシスタントは、Visual Studio CodeやJetBrainsなど、開発者のIDE（統合開発環境）に直接統合できます。開発者はテキストをハイライトするだけで、Q Developerの新機能オプション（「コードの最適化」、「コメントの追加」、「テストの作成」など）を呼び出すことができます。ユーザーは具体的な指示を入力するだけで、Q Developerが自動的に要求された操作を実行します。

Q Developerは、2022年にAmazon CodeWhispererとして最初にリリースされ、当初はコメントや既存のコードに基づいたインラインコードの提案を提供していました。その後、機能が強化され、IDE内でチャットできる機能が追加され、新しいコードの生成や特定のプログラミングタスクの説明を提供できるようになりました。現在、Q Developerのインラインチャット機能はコード修正提案をさらに統合し、開発者が変更を迅速に受け入れることで集中力を維持できるようにしています。

このAIアシスタントは、アマゾンが投資するAnthropicのClaude3.5Sonnetモデルに基づいており、コーディングタスクの効率を効果的に向上させ、現実世界のGitHubの問題で49％の成功率を達成しています。Q DeveloperはAmazon Bedrockとも統合されており、最適な基礎モデルを動的に選択することで、ユーザーの作業効率を向上させます。

Q Developerのインラインチャット機能は、コードのリファクタリングとドキュメント生成において特に優れています。開発者は複数のコードメソッドを選択し、必要なリファクタリングを記述すると、AIがこれらのメソッドをオプションのパラメータを含む関数に統合し、変更内容をdiff形式で表示します。これにより、開発者は追加または削除されるコード行を迅速に確認できます。簡単な操作で、開発者はこれらの変更を即座に統合できます。

公式ページ:https://aws.amazon.com/cn/blogs/devops/amazon-q-developer-inline-chat/