サンフランシスコに本社を置くスタートアップ企業、Writerは、火曜日に2億ドルのシリーズC資金調達を発表し、評価額は19億ドルに達しました。Writerは、この新たな資金を活用して、医療、小売、金融サービス向けAIソリューションとアプリケーションの開発を加速させます。
WriterのCEO兼共同設立者であるMay Habib氏は次のように述べています。「私たちは、単にタスクを実行できるLLMを作成するだけでなく、重要なタスク指向のエンタープライズワークをこなせる高度なAIシステムを開発することを目指しています。この新たな資金により、高度に複雑な現実世界のエンタープライズシナリオにおいて、安全で信頼性が高く、適応力のある次世代の自律型AIソリューションを提供することに注力します。」
画像出典:AI生成画像、画像ライセンス提供元Midjourney
Writerの19億ドルという評価額は、2023年9月の5億ドルという評価額の4倍に相当します。Writerを支援する投資家には、Salesforce、Adobe、シティグループ、IBM、Workdayのベンチャーキャピタル部門、そしてアクセンチュア、バンガード・グループ、その他主要なテクノロジー系ベンチャーキャピタル企業が含まれます。同社の顧客には、アリー・バンク、クアルコム、Salesforce、ウーバーなどが含まれています。
Statistaのデータによると、2024年の世界の人工知能市場規模は1840億ドルです。2023年、AIスタートアップの評価額は、シード資金調達を行った非AI企業よりも20%高くなっています。シリーズBの資金調達段階では、AIスタートアップの評価額はほぼ60%高くなっています。各社が生成AI(GenAI)機能の追加を競う中、AIベンダーは企業向けソリューションを急速にリリースしています。