AIプログラミングアシスタントCursor、1億ドルの追加資金調達で評価額26億ドルに

関係者によると、Anysphere社が開発したAIプログラミングアシスタントCursorが、シリーズBラウンドで1億ドルの資金調達を完了し、企業価値は26億ドルに達しました。このラウンドは既存投資家のThrive Capitalがリード投資家となり、Andreessen Horowitz（a16z）も参加しましたが、共同リードではありませんでした。

この資金調達は注目に値します。Anysphere社は4ヶ月前にシリーズAラウンドで6000万ドルの資金調達を行い、企業価値は4億ドルでしたが、わずか4ヶ月で6.5倍に急成長したからです。Anysphere社の急成長ぶりに、多くの投資家が再投資を希望しており、特にIndex VenturesやBenchmarkなどのベンチャーキャピタルが強い関心を示しています。

AIプログラミングアシスタント市場はAugment、Codeium、Magic、Poolsideなどのツールが登場し、激しい競争が繰り広げられていますが、Cursorは開発者間で高い人気を誇っています。さらに、Microsoft傘下のGitHub Copilotも最近無料版をリリースし、競争はさらに激化しています。

市場競争の激化にもかかわらず、Anysphere社の業績は急速に成長しています。今年の4月の年間経常収益（ARR）は400万ドルでしたが、10月には月間400万ドルに達し、年間収益はわずか数ヶ月で4800万ドルに増加しました。これは、最新の資金調達における企業価値が年間収益の50倍以上であることを意味します。

Cursorは、フリーミアムモデルを採用しており、2週間の無料トライアルの後、月額20ドルのプロフェッショナル版または大規模チームや組織向けの月額40ドルのエンタープライズ版を選択できます。現在、OpenAI、Midjourney、Perplexity、Replicate、Shopify、Instacartなどの企業がCursorを使用しています。

Anysphere社は2022年に設立され、MITの学生であるMichael Truell、Sualeh Asif、Arvid Lunnemark、Aman Sangerが創設者です。昨年はOpenAIのアクセラレータープログラムに参加し、OpenAIスタートアップファンドからシード投資を受けました。その他、Neoなどのベンチャーキャピタル、Stripeの共同設立者Patrick Collison、元GitHub CEOのNat Friedman、Dropboxの共同設立者Arash Ferdowsiなどが投資家として名を連ねています。