本日、著名な科学啓蒙ブロガー「三個老爸実験室」は微博を通じて、テンセント傘下の元宝アプリがDeepSeek技術を導入し、回答に広告コンテンツを埋め込んでいると発表しました。ブロガーが公開したスクリーンショットによると、元宝アプリが提供する「失敗しないためのアドバイス」や注意喚起の中に、58同城などの正規プラットフォームで価格比較や予約を行うこと、また、快回收プラットフォームや地元の正規回収業者に価格を問い合わせることを明確に推奨しており、これらには広告掲載の疑いがあると指摘されています。
このニュースは発表されるとすぐに、多くのネットユーザーの注目と議論を集めました。一部のネットユーザーは関連スクリーンショットをテンセントの広報部長である張軍氏の微博のコメント欄に転送しました。
これに対して、張軍氏は迅速に「理論上、このような事態は発生するべきではありません。技術担当者に調査を指示しました。」と回答しました。同時に、張軍氏は、同様の状況に遭遇した場合は、アプリに繰り返し質問して、その内容が広告かどうかを確認することをネットユーザーに促しました。
その後、張軍氏は「原因は、『58同城 家政清掃ベビーシッター引っ越し』公式アカウントの失敗しないためのアドバイス記事『エアコンの移設は罠が多い?経験者が4つの罠をまとめました。事前に知っていれば無駄な費用はかかりません!』を参照したためと思われます。おそらくインターネット検索が有効になっていたのでしょう。」と述べました。
なお、以前、微信の検索機能が段階的にテストされており、DeepSeek技術が導入されていました。一部のユーザーは微信のダイアログボックス上部の検索ページで、「元宝をダウンロード(DeepSeek R1体験)」というプロンプトを見つけました。テンセント側はこれについて、「現在のリソースが逼迫しているため、より多くのユーザーがより迅速かつ安定してDeepSeek技術を体験できるように、テンセント社内では緊急に調整を行い、元宝アプリを使用してより多くのユーザーの利用をサポートし、DeepSeek-R1のフルバージョンと最新の混元深層思考モデルT1(Thinker)を体験できるようにしています。」と説明しています。