テスラ中国の公式ウェブサイトが発表したところによると、同社のFSD(Full Self-Driving)運転支援パッケージは中国市場において正式に「FSDインテリジェント運転支援機能」と名称変更され、その機能説明も更新されました。名称は変更されましたが、価格は6.4万元人民元のままです。名称変更前は、FSD機能は「完全自動運転機能」と直訳されていました。

テスラ関係者によると、同社はFSDの中国語表記を「インテリジェント運転支援機能」または「インテリジェント運転支援システム」に統一することを決定しましたが、この表記は公式ウェブサイトの名称と比べて「FSD」の接頭辞が省略されています。

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本日早朝、テスラは一部の顧客に2024.45.32.12ソフトウェアアップデートを段階的に配信開始しました。今回のアップデートの中心は「都市部道路Autopilot自動運転支援機能」で、既存のNOA(Navigate on Autopilot)自動運転支援ナビゲーション機能を最適化し、交差点で信号を認識して、直進、左折、右折、Uターンなどの操作を実行できるようになりました。また、速度とルートに応じて自動的に車線変更を行い、ナビゲーションルートを設定していない場合でも、道路状況に応じて最適なルートを選択して走行します。この機能は現在、FSDインテリジェント運転支援機能を選択し、HW4.0運転支援ハードウェアを搭載した一部車両のみに提供されています。

新しいFSDインテリジェント運転支援機能の説明によると、この機能は基本版運転支援と強化版自動運転支援のすべての機能を網羅し、将来的には制御された道路と都市部の道路におけるAutopilot自動運転支援機能の提供を予定しています。テスラは、将来的にはドライバーの介入がほとんどない状態で、ほとんどの運転タスクを完了できると述べています。説明から、本日配信された「都市部道路Autopilot自動運転支援機能」はFSDインテリジェント運転支援機能の一部であることがわかります。

テスラのイーロン・マスクCEOは以前の決算説明会で、2025年に欧州と中国でFSD(ドライバー監視版)を導入する計画であると述べていました。今回の名称変更と機能強化は、テスラが自動運転技術分野における継続的な探求と進歩を示すものです。