先日、珠海華発集団は国内を代表するAI大規模モデル企業である智譜AIに対し、5億元人民元(日本円にして約100億円)に及ぶ戦略投資を行ったことを正式に発表しました。今回の投資は、智譜基座GLM大規模モデルの技術革新とエコシステムの発展を促進することを目的としており、珠海の国有資本が智譜の投資陣営に加わったことを意味します。
昨年以降、智譜AIは資金調達において強い勢いを見せています。昨年12月17日には、北京海淀中関村科学城など複数の戦略的投資家や国有資本機関を迎え、30億元規模の新たな資金調達を成功させました。今年3月には、杭州城投産業基金や上城資本などの有名企業を含む、10億元を超える戦略的資金調達を行いました。珠海華発集団の参入により、智譜AIの投資家陣営はさらに拡大し、北京、杭州、珠海など複数の地域の国有資本が集結することになります。
国内で200億元(日本円にして約4000億円)を超える評価額を達成したAI大規模モデルの革新企業である智譜AIは、評価額において業界をリードするだけでなく、技術力と市場展望においても大きな可能性を秘めています。同社は以前、2025年をオープンソース化の年と位置づけ、基盤モデル、推論、マルチモーダル、Agentを含む新しい大規模モデルをリリースし、オープンソース化することでAI業界の発展に新たな活力を注入する計画であることを明らかにしました。
珠海側は、今回の協業が珠海の「クラウド上の知恵都市」建設を推進し、AI技術の珠海における導入を加速させ、競争力のあるAI産業エコシステムを構築することに役立つと述べています。智譜AIは、引き続きオープンで協調的な姿勢を堅持し、関係者と協力してAI業界の繁栄と発展を推進していくとしています。