先日、Robloxは3Dオブジェクト生成のための基礎となるAIモデル、Cube3Dを発表し、オープンソース化しました。Robloxのプレスリリースによると、Cube3Dは3D制作の効率化を目的としており、開発者が迅速に制作の方向性を模索し、生産性を向上させることを目指しています。
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このモデルの革新的な点は、そのトレーニング方法にあります。Robloxの説明によると、テキスト予測モデルから着想を得て、3Dオブジェクトをトークン化する技術を開発しました。Cube3Dは、次の形状トークンを予測することで、完全な3Dオブジェクトを構築するようにトレーニングされています。
トレーニングデータに関して、Robloxの広報担当者サマンサ・スピルマン氏は、「ライセンスされた公開データセットと、Robloxエコシステムからの経験データの組み合わせ」を使用していると述べています。
Robloxはまた、Cube3Dの今後の開発計画についても明らかにし、最終的にはテキスト、画像、ビデオなど、複数の入力タイプを受け入れるマルチモーダルモデルになる予定であり、Robloxの既存のAI制作ツールと統合される予定だと述べています。特に注目すべきは、将来のバージョンでは、画像を入力として3Dオブジェクトを生成できるようになるということです。