ブルームバーグの報道によると、OpenAIは「スターゲート」(Stargate)と呼ばれる最初のインフラプロジェクトに1,000億ドルもの巨額投資を行っています。このプロジェクトの最初のデータセンター複合施設は、テキサス州の小さな町アビリーンに建設され、最大40万枚もの強力なNvidia製AIチップを搭載する計画です。稼働開始後は、世界最大級の人工知能計算センターとなる見込みです。

スーパーコンピューター データセンター (1)

画像出典:AI生成画像、画像ライセンス提供元Midjourney

開発元のCrusoeによると、この巨大なデータセンターは2026年半ばに完成予定で、発電能力は1.2ギガワットに達します。高度なAIチップを大量に搭載できる施設ですが、具体的なチップ数はまだ明らかにされていません。

今回の投資は、OpenAI、ソフトバンク、オラクルが今年1月に共同設立したStargate合弁事業の一環であり、ChatGPTなどのより高度なAIモデルに必要な物理的なインフラを提供することを目的としています。OpenAIは以前、今後このプロジェクトを全国規模で拡大し、最大10カ所で建設する計画を発表していました。

関係者によると、オラクルはアビリーンの施設全体をStargateプロジェクトに提供することに同意しており、OpenAIは現在、運用に必要な電力容量として約1ギガワットを使用する予定です。この取り組みは、OpenAIの将来の人工知能開発への野心を示すだけでなく、関連技術の応用と革新を強力に推進するでしょう。