Cloudflareは水曜日、ウェブサイトをホスティングする顧客向けに、AIロボットによるウェブサイトコンテンツのスクレイピングと、許可なくデータを機械学習モデルのトレーニングに使用することを阻止する機能を提供開始しました。
これは、顧客からのAIロボットに対する懸念に基づいており、インターネット上のコンテンツクリエイターの保護に役立つと、同社は声明で述べています。
画像出典:AI生成画像、画像ライセンス提供元Midjourney
「お客様が、特に不正な方法でAIロボットによるウェブサイトへのアクセスを望んでいないという声を、私たちは明確に聞いています。そこで、全てAIロボットを一括でブロックできる新しい機能を追加しました。」
ウェブサイトの所有者にとって、ロボットを阻止する比較的効果的な方法として、広く利用されているrobots.txtファイルがあります。このファイルはウェブサイトのルートディレクトリに配置することで、自動ウェブクローラーはファイル内の指示に従い、アクセスを拒否されるべきページにはアクセスしないようになります。
生成型AIは盗用行為に基づいていると広く認識されており、AI企業の責任を追及しようとする多くの訴訟が提起されているため、「洗浄」されたコンテンツを扱う企業は、ウェブパブリッシャーに盗用への加担を拒否する選択肢を寛大に与えています。
昨年8月、OpenAIは、GPTbotウェブクローラーを阻止する方法に関するガイドラインを発表しました。これは、コンテンツが許可なく取得され、AIトレーニングに使用されることへの懸念の高まりを認識したためと考えられます。Googleも翌月に同様の措置を講じました。同じく昨年9月、Cloudflareはルールを遵守するAIロボットを阻止する方法を提供開始し、85%の顧客がこれを有効化したと報告しています。
要点:
⭐️ Cloudflareは、AIウェブクローラーを一括でブロックする機能を導入し、ウェブサイトコンテンツが許可されていないAIロボットによって使用されるのを防ぎます。
⭐️ 生成型AIは盗用の元凶とみなされており、多くの企業がAIロボットによる無許可のコンテンツ使用を阻止するための対策を講じています。
⭐️ Cloudflareは機械学習モデルを使用して、偽装されたウェブクローラーを識別・ブロックし、インターネット上のコンテンツクリエイターの権利を保護します。