ロンドンに拠点を置くGenAIスタートアップ企業Rabbitt.AIが、TC Group of Companiesから210万ドルの資金調達を受けたことが報道されました。同社は、カスタマイズされたLLM開発ツール、RAG微調整、データセンターAIなど、高度なAIアプリケーションの作成と展開サービスを提供しています。彼らのプラットフォームはMLOpsキット、音声ロボットAIエージェントなどを備えており、AI展開におけるプライバシー優先戦略を重視しています。
IIT-Dの卒業生によって設立されたRabbittは、最近の資金調達ラウンドではNVIDIA、Meta、Microsoftなどの大手テクノロジー企業からも出資を受けています。Rabbitt.AIの創設者兼CEOであるHarneet S.N.氏は、「大規模モデルと比較して、より小さく、カスタマイズされ、業界固有に微調整されたモデルがより多くの進歩を遂げている。Rabbitt.AIでは、これらのモデルを推進し、企業によるオープンソースAIモデルの採用を支援している」と述べています。
同スタートアップ企業の開発チームの大部分はインドにあり、デリーにオフィスを構えています。
GenAI業界向けサービス
Rabbitt.AIは企業と協力して、特定のユースケースに合わせてLLMをカスタマイズし、生成モデルを使用してAIアプリケーションを開発しています。開発中の製品の1つに、人的介入なしで本番対応ソフトウェアを生成できる、genAI駆動の自律型ソフトウェアエンジニアがあります。これは、Rabbitt独自の代理フレームワークと微調整されたLLMを使用して自動的に修正されます。
「私たちは組織が自社データとAIを所有するお手伝いをしています。新しい世界において、私たちは企業がインターネット時代のテナントではなく、AI世界の家主になるお手伝いをしています」とHarneet氏は述べています。彼はまた、デリー大学の起業家育成基金のメンター兼アドバイザーであり、インド工業連盟(CII)の産学連携フォーラムの公式ディスカッショングループメンバーでもあります。
Rabbitt.AIは、医療、教育、マーケティング、顧客関係管理など、さまざまな分野でデータの注釈と選別サービスも提供しています。
興味深いことに、Rabbitt.AIはOpenAIが提供するサービスを凌駕し、OpenAIよりも25%多くの注釈、30%多くの成功事例、15%多くの顧客を実現したと主張しています。
要点
👉 IIT-Dの卒業生が設立したGenAIスタートアップ企業Rabbitt.AIが210万ドルの資金調達
👉 Rabbitt.AIはOpenAIが提供するサービスを凌駕すると主張
👉 Rabbitt.AIが開発中の製品の1つに、genAI駆動の自律型ソフトウェアエンジニア