この度、オーストラリアの通信会社テルストラとテクノロジー大手マイクロソフトは、戦略的パートナーシップを拡大することで合意しました。この協力関係は、オーストラリアにおけるAIイノベーションの重要なマイルストーンとなります。両社は、マイクロソフトの最先端AI技術とテルストラの超高速都市間光ファイバーネットワークプロジェクトを組み合わせることで、デジタルトランスフォーメーションを推進し、オーストラリアのAIエコシステムの発展に貢献します。

人間と機械の協働

画像出典:AI生成画像、画像ライセンス提供元Midjourney

新たな合意に基づき、マイクロソフトはオーストラリアにおけるAIインフラの拡大に向けた戦略的パートナーとしてテルストラを選びました。テルストラの新しい都市間光ファイバーネットワークは、オーストラリアにおけるマイクロソフトのインフラ基盤となり、マイクロソフトは最初の光ファイバーネットワーク契約を締結し、テルストラInfraCoと協力して全国的な接続ソリューションの向上を目指し、AI能力の更なる向上を促進します。

特筆すべきは、テルストラが21,000ライセンスのMicrosoft 365 Copilotへの投資を行い、従業員がAI主導の未来において適応し成長できるよう支援することです。これにより、テルストラはオーストラリアで最大規模の生成AIサービス導入企業の一つとなります。

テルストラの最高経営責任者(CEO)、ビッキー・ブレイディ(Vicki Brady)氏は、この協力関係が強力な接続インフラがAIの発展に不可欠な役割を果たすことを強調しています。「AIの新たな時代に向かう中で、接続性は非常に重要です。生成AIツールであろうとその他のアプリケーションであろうと、あらゆる技術は安全で信頼性の高い接続を必要とします。」

マイクロソフトのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高商務責任者(CBO)、ジャドソン・アルトフ(Judson Althoff)氏も、テルストラとの協力は、責任ある安全な方法でAIの変革を推進するというマイクロソフトのコミットメントを示していると述べています。「AIインフラを展開することで、お客様やパートナーを支援し、新たな機会を発見し、AIによるビジネス価値を実現できるよう、引き続きサポートしていきます。」

AI技術が求めるデータの高速、信頼性、安全性、拡張性の高い接続ニーズに応えるため、テルストラは都市間光ファイバーネットワークへの投資を進めています。これらのネットワークはオーストラリアと世界を接続し、マイクロソフトのAIインフラの効率的な運用を確保します。

テルストラは、従業員と労働組合との協議後、Microsoft 365の一般ユーザーにCopilotを段階的に導入する予定です。300人の早期利用者による成功したパイロットプログラムを経て、大多数のユーザーがCopilotによって毎週1~2時間の時短と業務効率の向上を実感しています。

「私たちは従業員に最高のAI技術を提供し、将来の職場環境における能力育成に尽力しています。」とブレイディ氏は述べています。

今回の協力関係の拡大は、2022年7月にテルストラとマイクロソフトが締結した、オーストラリアのデジタル成長を共同で支援するための5年間の戦略的合意に基づいています。

要点:

🌟 テルストラとマイクロソフトが協力を拡大し、オーストラリアのAIエコシステムの発展を推進。

🚀 テルストラが21,000ライセンスのCopilotに投資し、従業員のAI時代への適応と成長を支援。

🔗 新しい都市間光ファイバーネットワークが、AI技術のニーズに対応する高速で信頼性の高い接続を提供。