最近、インドの大学の教授のプログラミング能力に関する議論が大きな注目を集めています。Redditでの議論では、多くのインド人エンジニアが大学の教授のプログラミングスキルに非常に失望していることを表明しました。

ハッカー、コード、プログラマー

画像出典:AI生成画像、画像ライセンス提供元Midjourney

ある研究によると、インド人エンジニアのわずか2.5%しかAIスキルを持っていない一方、基礎的なプログラミング知識を持っているのは5.5%に過ぎません。この現状は、教育の質に疑問を投げかけざるを得ません。

議論に参加した多くのエンジニアは、教授の多くがプログラミングについて深く理解しておらず、独自の知識で授業をするのではなく、YouTubeの動画やオンラインコースなどの外部リソースに依存していると指摘しています。中には、教授がコンピュータネットワークの授業でGateSmashersの動画の内容をほぼ完全にそのまま使い、授業で同じ例題を繰り返し紹介し、問題が発生すると生徒に動画を見るように指示していたという声もありました。この状況はTier-3大学で特に深刻で、多くの学生が教授の授業内容に独創性がなく、PPTに動画のスクリーンショットをそのままコピーしているケースがあると述べています。

この問題に直面し、責任を負うべきは誰かという議論が持ち上がっています。インドの大学の教授は論文発表に忙しく、実際の授業を軽視しているという指摘があります。優秀なエンジニアがこれらの大学を卒業する場合でも、国際的により高く評価される傾向があります。教育関係者の言葉によると、一部の大学の授業の質は良いものの、教育システム全体は業界の発展に遅れを取っているとのことです。

同時に、給与格差もこの現象の一因となっています。多くの教授の収入は業界の給与と大きくかけ離れており、優秀な人材が教職に就くことをためらわせる要因となっています。現状、教授の年収は10万~12万ルピー程度ですが、業界では一般的なエンジニアの給与は少なくとも30万ルピー以上です。このような収入格差は、多くの潜在的な優秀な人材を遠ざけています。

しかし、業界経験のある教授の採用を増やすなど、いくつかの改善策が提案されています。一部のエンジニアは、博士号を持つ学者よりも、5年間の業界経験を持つ教授から学びたいと考えていると述べています。また、コンピュータサイエンス教授になるためのハードルを引き上げ、給与を引き上げることも、教育の質を向上させる重要な対策として考えられています。

要点:

- 🧑‍💻 多くのインド人エンジニアは、大学の教授のプログラミング能力に失望しており、教授の実用的なスキル不足を指摘しています。

- 📉 教授は授業で外部リソースに依存しており、教育内容の独創性と深みが不足しています。

- 💰 収入格差により、多くの優秀な人材が教職に就くことをためらっています。業界経験豊富な教授を採用することが提案されています。