シャオミが間もなく発表するXiaomi 15シリーズは、8GBメモリモデルの設定を廃止し、標準モデルを12GBメモリから開始すると発表しました。それに伴い、価格も上昇する見込みです。シャオミの代表であるワン・テン氏は、端末側のAI大規模モデルのメモリ需要の高まりから、今後のフラッグシップモデルでは8GBメモリの設定を廃止する傾向にあると指摘しました。

ワン・テン氏は、スマートフォンのAI技術の普及に伴い、経済状況が許す限り、より大容量のメモリを搭載したモデルを選択することを推奨しています。また、ブランド間のメモリ価格の違いにも注意を促しています。ランダムアクセスメモリ(RAM)は、AI機能の高速呼び出しに不可欠であり、ハードディスクドライブ(HDD)などの長期記憶媒体よりもはるかに高速な応答速度を実現します。AIモデルをRAMに継続的にロードするためには、より大きなメモリ容量が必要です。

Xiaomi 15、8GBメモリモデル廃止へ ワン・テン氏:端末側AI大規模モデルによるメモリ消費増加

AI時代の到来に伴い、多くのスマートフォンブランドが端末のランダムアクセスメモリ(RAM)容量を増強し、端末側AI機能の正常動作を確保しています。例えば、iPhone 16シリーズは、アップルのAIネイティブシステムであるApple Intelligenceをサポートするため、全4モデルでメモリが8GBにアップグレードされています。

Xiaomi 15シリーズは、年間フラッグシップモデルとして、12GBメモリから始まり、16GBメモリモデルも提供されると予想され、Qualcomm Snapdragon 8モバイルプラットフォームを搭載することで、AI性能が大幅に向上します。主要な仕様としては、Xiaomi 15は1.5K直線ディスプレイ、Xiaomi 15 Proは2Kフル等深四曲面ディスプレイを採用し、両モデルともM9発光材料を使用することで、消費電力制御が大幅に向上します。具体的には、Xiaomi 15のバッテリー持続時間は23%向上し、Xiaomi 15 Proは38%向上しています。