2024年12月16日、Midjourney社は、Pinterestに着想を得た画像集機能「ムードボード」という待望の新機能を発表しました。
この機能により、ユーザーは厳選した画像をアップロードし、新しいアート作品を生み出すインスピレーションの源として利用できます。アップロードされた画像を分析することで、Midjourneyの最新のAIモデル(バージョン6.1)は、多様で複雑な視覚要素に対応し、独自のスタイルプロファイルを生成し、視覚要素を融合させることができます。
ムードボードに加えて、Midjourneyはパーソナライズされたモデルも導入し、様々なパーソナライズデータのサポートを強化しました。ユーザーは、異なるパーソナライズバージョンを作成および切り替えできるようになりました。これらのパーソナライズ設定は、ユーザーが様々なプロジェクトで独自のスタイルを簡単に統合し、創作効率を向上させるのに役立ちます。ユーザーによるカスタムモデルの設定速度も大幅に向上し、Midjourneyは画像ランキング速度が5倍に向上したと発表しています。
以前は、パーソナライズされたモデルの作成を開始するには、200組のランダムな画像を評価する必要がありましたが、現在は40個の評価だけで独自のスタイルプロファイルを作成できます。200個の評価を行うと、最適な安定性が実現します。この簡素化されたプロセスにより、新規ユーザーの参入障壁が低くなり、ヘビーユーザーは数千個の評価を提供することで、より高い精度を得ることができます。
さらに、Midjourneyはより優れた整理機能も導入しました。ユーザーは自分のパーソナライズデータに名前を付け、1つまたは複数のデフォルトデータを設定し、特定のデータに関連付けられたすべての画像を追跡できます。これらの機能は、複数のプロジェクトを同時に処理する場合や、他者と共同作業する場合に特に重要です。
Midjourneyの創設者であるDavid Holz氏は、同社のDiscordサーバーでこのニュースを共有し、これらのアップデートは、より多くのクリエイターがより簡単にパーソナライズ操作を行い、柔軟性を維持しながらプロジェクトをより適切に制御できるようにすることを目的としていると述べています。Midjourneyがパーソナライズインフラストラクチャを継続的に改善するにつれて、「創造性と機能」チャンネルを通じてユーザーからのフィードバックが積極的に収集されています。これらの発展は、Midjourneyがクリエイターに直感的で強力なツールを提供することに尽力し、AI支援創作の進歩をさらに推進していることを示しています。
これらの新機能の導入は、先週Midjourneyが「Patchwork」と呼ばれる実験的な共同画像作成ホワイトボード機能を発表した後の新たな進展です。
体験入口:https://www.midjourney.com/personalize
公式紹介:https://www.midjourney.com/updates/profiles-and-moodboards
要点:
🌟 Midjourneyがムードボード機能を導入、ユーザーはインスピレーションとなる画像集をアップロードできます。
🚀 パーソナライズデータの作成がより簡単になり、ユーザーは40個の評価だけで開始できます。
🛠️ 整理機能が強化され、ユーザーはデータに名前を付け、関連する画像を追跡できます。