閃極科技は12月19日夜、国内初の量産AIグラス「閃極AI「拍拍鏡」」を発表しました。価格は999元からで、AIグラス量産への第一歩を踏み出しました。製品は2025年1月15日より発送開始予定で、現在、主要ECサイトで予約受付中です。

このグラスは、クラシックな黒縁デザインを採用。バッテリー後置技術と革新的な放熱設計により、本体重量は50gに抑えられ、装着感は約30gです。ハードウェア面では、ソニー製1600万画素カメラ、瑞声科技製Hi-Fiスピーカーを搭載。1350mAhバッテリーを3個内蔵し、6500mAhの専用延長リングも提供することで、スマートフォンへの逆充電も可能です。

QQ20241220-104553.png

ソフトウェア面では、閃極A1は独自開発のLoomo OSを搭載し、雲天励飛、科大訊飛、通義千問など複数の巨大言語モデルと連携。音声認識、リアルタイム翻訳などのAI機能に対応しています。内蔵のAIアプリストア(Agent Store)を通じて、さらに多くのAI機能を利用できます。

閃極の創業者兼CEOである張波氏は、現在、製品の中核機能はほぼ完成しており、今後、オンラインアップデートを通じてタイムトラベル、ライブストリーミングなどの機能を追加していくと述べています。また、AIグラスはユーザーの全量のインタラクションデータを記録する媒体として、ユーザーのパーソナルデジタルアバター構築や、時空を超えたコミュニケーションを実現する可能性があると強調しました。

早期ユーザー獲得のため、閃極は、「AIクラウドストレージ+AIメモ」の1年間利用権(299元相当)プレゼント、90日間の無理由返品、チェックインで全額返金クーポンなどの特典を用意しています。この製品はLOHOなどのブランドと提携し、京東、天猫、抖音などの主要プラットフォームで販売されます。

この製品の発表は、AIグラスが量産段階に入ったことを示すとともに、ウェアラブルデバイス市場が新たな競争時代を迎えることを意味します。多くのメーカーが参入するにつれ、1000元台のAIグラスは2025年に規模拡大が見込まれます。