Windsurfチームは、Windsurfエディタの2度目となる大規模なアップデートであるWave2をリリースしました。今回のアップデートでは、Web検索、自動記憶機能、エンタープライズレベルのサポート、コード実行の改善、問題タグなど、数々の新機能が追加されました。

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Wave2アップデートでは、Web検索機能が導入されました。ユーザーはCascadeを通じてインターネットからリアルタイムで情報を取得できるようになりました。「@」記号をコマンドの前に付け、特定のURLを入力するだけで、Cascadeは最新のAPIドキュメントやオープンソースプロジェクトの更新ログを自動的に読み取ります。この新しいツールにより、開発者はリアルタイムの情報を簡単に取得できるようになり、作業効率が向上します。

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自動記憶機能は、Wave2アップデートの大きな魅力です。以前のバージョンでは明示的な記憶機能が導入されていましたが、今回のアップデートでは、Cascadeがユーザーの使用パターンに基づいて好みを自動的に学習して保存できるようになりました。つまり、ユーザーの使用時間が長くなるにつれて、Cascadeはユーザーの作業習慣をより深く理解し、よりパーソナライズされたサポートとサービスを提供します。この機能は段階的にすべてのユーザーに展開される予定ですので、近日中に体験できることを期待してください。

Cascadeのコード実行についても、多くの改善が加えられました。現在、Cascadeは基盤となるIDEターミナルシェルを使用してコマンドを実行できるため、仮想環境(venvなど)を使用する場合でも、より良い体験を得ることができます。同時に、開発コンテナとの統合も強化され、AIが安全な環境でより効率的に動作することを保証します。

Wave2には、問題タグとの統合も含まれています。ユーザーは発生した問題をCascadeに直接送信でき、AIが問題を理解して解決するのに役立ちます。この機能により、開発者のワークフローが大幅に簡素化され、問題の特定と解決がより迅速になります。

Wave2アップデートは、2025年への基盤を築く重要な一歩です。エンタープライズユーザーは、Windsurfを通じてシングルサインオン、詳細な分析、トレーニング、サポートなど、より包括的なソリューションを利用できるようになります。私たちは、将来の開発において、Windsurfが開発者により効率的でインテリジェントな作業環境を提供することを期待しています。

要点:

🌐 Web検索: Cascadeは現在、インターネットからリアルタイムで情報を取得でき、開発者の作業効率を向上させます。

🧠 自動記憶: Cascadeはユーザーの作業パターンを自動的に学習し、よりパーソナライズされたサポートを提供します。

💻 コード実行の改善: コマンドの実行が改善され、開発コンテナとの深い統合により、使い勝手が向上します。