この度、ExafunctionチームはWindsurfシリーズの3つ目のアップデートとなるWave3をリリースしました。これはWindsurfエディタの全体的な向上を目指したものです。今回のアップデートでは、モデルコンテキストバッチプロトコル(MCP)サポート、タブジャンプ、ターボモード、ドラッグアンドドロップによる画像アップロード、アプリケーションアイコンのカスタマイズなど、数々の新機能とエクスペリエンスの向上が導入されました。

主な新機能:

  1. モデルコンテキストプロトコル(MCP)サポート: WindsurfエディタはMCPサーバーをサポートするようになりました。MCPはExafunctionとAnthropicが共同で開発したプロトコルで、AIアプリケーションがMCPサーバーを通じて安全に情報にアクセスし、活用することを可能にします。設定パネルでJSONを使用してMCPサーバーを指定することで、WindsurfのCascade機能の能力と適用範囲を拡張できます。

  2. タブジャンプ機能: テキスト編集の効率を向上させるため、タブジャンプ機能が導入されました。タブキーでカーソルをすばやく移動し、自動補完とスーパー補完の提案を受け取ることができます。無料ユーザーは自動補完とスーパー補完を無制限に利用でき、有料ユーザーはタブジャンプの提案も無制限に利用できるほか、計算負荷の高い「高速モード」も使用できます。

  3. ターボモード: この新しいモードはユーザーエクスペリエンスをさらに向上させることを目的としており、Cascadeが推奨するターミナルコマンドを自動的に実行します。低レベルなタスクにかける時間を削減することで、より高度なタスクに集中し、全体的な作業効率を向上させることができます。

  4. ドラッグアンドドロップによる画像アップロード: Wave3では、画像のドラッグアンドドロップによる入力に対応し、画像のアップロードプロセスを簡素化することで、ウェブサイト構築などの作業をよりスムーズに行えるようになりました。

  5. アプリケーションアイコンのカスタマイズ: 有料ユーザーへの特典として、アプリケーションアイコンのカスタマイズ機能が追加されました。ドックアイコンを自分好みにカスタマイズし、より楽しくWindsurfを使用できます。

  6. 強化されたモデルサポート: Wave3では、DeepSeek-v3やOpenAIのGPT-4oなど、様々なAIモデルのサポートを強化しました。それぞれのモデルのクレジットコストを考慮して適切なツールを選択し、クレジット使用状況の透明性のある情報を取得することで、最適なエクスペリエンスを得ることができます。

まとめ:

Windsurf Wave3のリリースは、ExafunctionチームがWindsurfエディタの機能向上に継続的に取り組んでいることを改めて示しています。エンタープライズソリューションの提供とともに、Windsurfは多くの開発者から支持されるツールとなっています。Windsurf Nextでは、最新の機能を入手し、これらの改善による利便性をいち早く体験できます。これらのアップデートは既存機能の改善だけでなく、将来の発展のための基盤も築いています。

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