2月17日午前、香港株式市場における騰訊控股の株価が急騰し、一時7.5%超の上昇を記録、時価総額は約3200億香港ドル(約2981億人民元)増加しました。関連銘柄も軒並み上昇し、微盟集團(02013.HK)は15%、閱文集團(00772.HK)は11.97%、有贊(08083.HK)は10.16%の上昇となりました。

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株価の大幅上昇は、微信の検索機能「微信搜一搜」の最新動向と関係があると考えられています。騰訊は2月16日、微信搜一搜が混元大模型によるAI検索機能を提供することに加え、DeepSeekの段階的導入テストを開始したと発表しました。

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段階的導入テストの範囲内では、微信のチャットウィンドウ上部の検索入口に「AI検索」という新しい項目が表示されます。これをクリックすると、DeepSeek-R1のフルバージョンモデルを無料で体験でき、より多様な検索結果を得ることができます。

今回の連携は、騰訊が最先端のAI大規模言語モデル技術を主力製品に積極的に統合し、ユーザーエクスペリエンスと検索サービスの競争力を向上させていることを示しています。DeepSeekの導入により、微信搜一搜のAI検索能力がさらに強化され、ユーザーによりスマートで正確な検索体験を提供することが期待されます。