コールオブデューティシリーズにAI音声チャット監視システム導入

ゲーム会社Activisionは、主力シューティングゲームシリーズ「コールオブデューティ」に、AIによる音声チャット監視システムを導入すると発表しました。

このシステムは、AI企業Modulateが開発した「ToxMod」と呼ばれ、プレイヤー間の音声チャットをリアルタイムで監視し、ヘイトスピーチ、暴言、嫌がらせなど、ゲームコミュニティのガイドラインに違反する内容を検出します。

ToxModはまず北米地域で試験運用され、「コールオブデューティ モダン・ウォーフェア II」と「コールオブデューティ ウォーゾーン」で導入されました。

11月10日、シリーズ最新作「コールオブデューティ モダン・ウォーフェア III」の世界同時発売に合わせて、ToxModも全世界のプレイヤーに展開されます。

ToxModシステムは、音声転写や感情分析などの技術を用いて、有害な発言と通常の会話の微妙な違いを識別します。最終的な審査は人間のカスタマーサービス担当者が行い、AIによる誤判定を防ぎます。