AWSは、公共部門のイノベーションを加速させるため、5000万ドルの計画を発表しました。この計画では、クラウドクレジットと高度なAIインフラストラクチャを提供することで、政府機関や公共団体が生成AIサービスを活用することを促進します。
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この新しい公共部門向け生成AIインパクトプログラムは2年間実施され、Bedrock(基礎モデル開発のためのフルマネージドサービス)や機械学習開発プラットフォームSageMakerなど、AWSサービスへのアクセスを提供します。
ユーザーは、TrainiumやInferentiaチップなど、AWSの専用ハードウェアを利用して、AI処理負荷の高い作業をサポートすることもできます。
公共部門の企業は、市場参入目標の達成を支援するAIトレーニングを受け、世界各地で開催されるAWSサミットイベントに無料で参加できます。参加者は、生成AIソリューションを安全に開発・展開する方法に関するガイダンスを受け、AWSによる技術サポートも提供されます。
利用可能なクレジットの獲得には、プロジェクトのアイデアの成熟度や顧客の生成AIスキルレベルなどが考慮されます。本プログラムは、新規または既存のAWS公共部門のお客様を対象とし、2026年6月30日まで有効です。
今月初め、同社は生成AIアプリケーション開発の早期段階にあるスタートアップ企業を支援するため、2億3000万ドルの投資と、クラウドクレジットやAWSインフラストラクチャソリューションに関する同様の支援を行うことを約束しました。