Semaforの報道によると、GoogleのAIチャットボットの責任者であるSissie Hsiao氏が、Geminiアプリの責任者職を辞任するとのことです。同メディアが入手した社内メモによると、Googleラボの副社長であるJosh Woodward氏が後任に就任します。Googleの広報担当者Alex Joseph氏は、この人事異動を確認しましたが、それ以上のコメントは控えました。

Googleの大規模言語モデルGemini

Google DeepMindのCEOであるDemis Hassabis氏は、メモの中で、今回の異動により「Geminiアプリの今後の発展にさらに注力できるようになる」と述べています。Hsiao氏は自身のメモで、「しばらく休暇を取る」と述べ、その後、Googleで新たな職務に就くことを明らかにしています。

Hsiao氏はGoogleで約20年間勤務しており、2006年に検索およびドキュメント製品マネージャーとして入社しました。Googleは2021年に彼女をGeminiアプリ（当時Bardと呼ばれていた）の責任者に任命し、彼女はChatGPTに対抗するGoogle製品のローンチに貢献するなど、目覚ましい功績を残しました。

Semaforの報道によると、後任のWoodward氏は、Googleラボの責任者を務めながら、「Geminiの次の章を形作る」責任を負うとのことです。彼は以前、研究成果をAIポッドキャストに変換できる機能を備えた、GoogleのAIノートアプリであるNotebookLMの開発に携わっていました。GoogleはNotebookLMをOne AI Premiumサブスクリプションサービスに統合し、Geminiの深層研究からAIポッドキャストを作成する機能を拡張しました。