クアルコム、PCチップ市場参入へ

クアルコムは、インテルやAMDと競争するため、パーソナルコンピュータ(PC)チップ市場への参入を目指しています。ハワイで開催されたクアルコムの年次カンファレンスで、同社は新たに設計されたOryon CPUと、このCPUを搭載したSnapdragon X Eliteチップを発表しました。

テストの結果、Oryon CPUはシングルスレッド性能において、Apple M2やIntel i9を上回ることが示されました。また、Snapdragon X Eliteの性能は、Intel i7搭載ノートPCの2倍に達します。Snapdragon X Eliteは、130億パラメーターに対応するLlama 2生成AIをサポートする専用のニューラルプロセッシングユニットも統合しています。

クアルコムは既にHPなどのPCメーカーと提携しており、2024年中旬にOryon CPUとSnapdragon X Eliteチップを搭載したWindowsノートPCを発売する予定です。クアルコムは、この新しいチップでPC市場に参入し、インテルやAMDと競争することを目指しています。